Tabun:Dabun

オタク系コンテンツの話題が多くなると思います

プリティーリズム ディアマイフューチャー 感想 上葉みあ について

 今までレインボーライブしか観ていなかったプリティーリズム3作品だが、オーロラドリーム(以下AD)、ディアマイフューチャー(以下DMF)もついに完走する事ができた。

 AD、DMFは世界観を同じくした直接の続編となっているのだが、このDMFという作品がなんとも不思議な作品で、きれいにまとまっているとは言えないストーリー。作画もイマイチで、タイアップ要素も足を引っ張っている感じで、減点方式でいくと100点満点中40点くらいになってしまう作品なのだが、この作品しか持ち得ない凄まじい熱量を持っていて、加点方式でいくと謎の1万点が入って、1万40点になる。そんな作品だった。

 

 その1万点の要素の一つが、主人公、「上葉(あげは)みあ」だ。

 

(以下ネタバレ要素有)

--------------------------------------

 

 彼女はスケールがでかい。声もでかい。そしてその声と行動で周りのキャラをグイグイ引っ張って物語を転がしていった。

 前作のADの主人公、春音あいらは、DMFの時点では、舞台となるプリズムショーの世界で確固たる地位を築いているが、始めは、ドジな普通の女の子として登場する。

 かたやみあは、のっけからその春音あいらに戦いを挑むキャラとして登場する。「春音あいらを倒して一番になる!」と標榜し、周りの女の子達にズバズバ本音をいい背中を押していく。最初はその制御の効かない行動に扱いに困っていた周りの人間も「みあがいるからがんばれる」と信頼をよせていくようになる。

 等身大に悩むのは周りのキャラの役目で、みあ自身はそれを助ける強い姿が強調されていった。

 視聴者たる私自身も「みあがいればなんとかなる」「みあがいればなんとかしてくれる」と、まるでヒーローのようにみあを見るようになっていた。

 

 みあと対応するように描かれたのがヘインというキャラだ。彼女はみあの親友であったが、常に前向きなみあに対して、「自分は努力しか能のない凡人」だと自己評価しているように見えた(努力できるのも立派な才能ではあるのだが、彼女は肯定的には捉えていないようだった)。

 物語が進行するにつれ、キャラが直面する問題も深刻度を増していった。

 それを突破するためにみあの輝きは増し、ヘインの影はそれに反比例するように濃くなっていくようにも思えた。

 OP映像でも、人間離れしたような光を放つみあが描かれ、物語は堕ちてゆくヘインを、ヒーローみあが、ともすれば自己犠牲によって救済するような話になるのでは?と想像した。

 

 しかしそうはならなかった。終盤では彼女の等身大の部分や、弱さが描かれた。

 ヘインもただ救われるだけの、背中を押されるだけの存在では無く、みあもまた、ヘインを必要としている事が描かれた。そして物語は、みあだけでなく、みあとヘイン、そしてその周りの人間が力を合わせることで突破され、幕を閉じた。

 

 みあは、「まどか☆マギカ」のまどかのように、自分の未来と引き換えに、みんなの未来を救済するかもしれない、と考えた。しかしその予想は外れていた。そしてそれが素晴らしかった。

 終盤のみあの変化は、描写が不足していた感もあり、若干唐突で、キャラがブレているとも捉えられかねないものだったようにも思う。

 しかし未来の自分がどうなるか、みあ自身にもわからなかったはずだ。物語が始まった時のみあは、最終的に自分があのような考えに至るとは考えていなかっただろう。

 みあは間違いなく天才だ。でも神様じゃない。まだまだ成長途中の一人の女の子だった。

 親愛なる自分の未来。それはみんなにあるもので、上葉みあにもあるものだったのだ。

--------------------------------------

 

 正直視聴直後は「えらいもんみてしまったなー(思考停止)」という感じで。なんとかここまで言語化しましたがまだ整理がついてない感じが。いやあ、すごい作品でした。 

映画「KING OF PRISM PRIDE the HERO」感想(なるべくネタバレ無)

 映画「KING OF PRISM PRIDE the HERO」(通称:キンプラ)が公開されたので観に行ってきた。「KING OF PRISM」シリーズの後編にあたる今作は、前編である「KING OF PRISM by Pritty Rhythm」(通称:キンプリ)以上に、スピンオフ元であるTVシリーズ「プリティーリズム・レインボーライブ」を踏まえた内容となっていて、「KING OF PRISM」に興味がなかった方も「レインボーライブ」のファンであれば間違いなく観に行くべき作品となっている(私自身も「レインボーライブ」からの視聴組)。

 

 キンプラを観た後感じるのは、前編のキンプリは、初めての人にも優しいいわば入門編と言えるような作品になっていたと思う。「レインボーライブ」を踏まえた作品ではありつつも、基本的なあらすじは劇中でも説明され、新キャラを中心に展開。物語的にも今後の展開を予兆させるあたりまで、と大きくは動かず、いきなり映画を観に行っても楽しめるようになっていた。

 しかしキンプラはその点かなり趣が異なり、「レインボーライブ」(更にはプリティーリズム全体)要素を積極的に引用し、物語的にも継承されたものとなっており、TVシリーズ経験者であるかそうでないかで、かなり印象が違うのではないかと想像する。

 前編とは違い、未経験者に「とりあえず観て。観ればわかる」とはオススメしにくい作品にはなっている。

 そのかわり「レインボーライブ」視聴者には、間違い無くオススメできる。TVシリーズ最終クールを70分に凝縮したような作品だ。「レインボーライブ」は好きだけどキンプリはちょっと…っという人にもこの後編だけは観て欲しい。プリズムクイーンカップも熱かったが、プリズムキングカップも同じくらい熱いぞ。

アイカツ!総括! その2

 現実では努力しても何も得られないばかりか、時には間違った方向に進んでしまうこともある。

 アイカツ!に置いてはその可能性はなるべく排除され、努力する事=正しい事と感じられるように作られている。

 具体的には、騙し合いや足の引っ張り合い、等の人の悪意が排除されている事。そして正しい道を言葉や行動で示す、先輩や大人達の存在だ。

 

・チャレンジできる環境づくり 

 アイカツ!のキーワードの一つに「セルフプロデュース」というものががある。アイドル自身がステージの衣装や、活動、練習方針に至るまで、一定のオファーやカリキュラムはあるものの、自己判断で決めて行くというものだ。

 活動にアイドルの自由が許される、と.いう事であるが、自由には責任がついて回る。例え望んだ結果が得られなくとも、不利益を被っても、自分で決めたのだから自己責任という事だ。

 これは一面では当たり前とも言えるが、例えば上記のような騙し合いや足の引っ張り合いが横行し、先人も道を示さない世界でセルフプロデュースを要求されるとどうなるか。それでもうまくゆく人はうまくゆくだろうが、足をすくわれ、間違った道を歩んでしまう人も現れるだろう。セーフティネットがない中の自由とは過酷なものだ。

 

 アイカツ!においては、オーディション等で勝敗が決した場合でも、敗者は悔しさを表明する事はあっても、基本的に勝者を賞賛し、おとしめたりはしない。

 一時ゴシップ記者というキャラも登場したが、さほどストーリーには影響を与えず退場している。

 そして、先輩や大人達は、主人公達が壁にぶつかったり迷った時、先人として道をしめし、突破する手助けをする。時に突飛な課題を課すような事もあるにはあるのだが、それも自己利益ではなく、悩める本人やアイドル業界全体の為の事であるとなるべく肯定的に描かれている。

 

 ジョニー別府というキャラクターがいる。彼は主人公達が所属するアイドル学校、スターライト学園でダンスを教える教師、という立場をメインにしつつ、その他様々な形でアイドル達を助けてくれる存在だ。

 「前向きなお願いはいつでもウェルカム」と、車の運転はもちろん、練習に差し入れして助言をくれたり、アイドルが謝罪をしないといけない時に同行して、一緒に頭を下げてくれる(いつもはジャージ姿だが、スーツを着て!)

 

 アイドル達は、大人達に混じって仕事をするプロではあるが、同時にまだ未成年で、社会経験も少ない子供でもある。周りの大人達が、しっかり大人の役割を果たしてくれる事で、初めて存分に自分の可能性にチャレンジする事ができるのだ。

 

 ・SHINING LINE

 主人公、星宮いちごは、神崎美月というアイドルに憧れ、アイドルを目指すようになる。そしてその神崎美月も、マスカレードという別のアイドルに憧れアイドルになったことが描かれた。そして、二代目主人公である大空あかりは、初代主人公である星宮いちごに憧れ、アイドル活動をスタートする。

 そこで描かれるのは、憧れた先輩達も、かつては自分と同じように誰かに憧れる立場だったという事。そして自分もいつか先輩という立場になる事。「憧れ」という名のラインで皆が繋がれて来たという事だ。

 

 さて神崎美月はまだ未成年であるが、その憧れのマスカレードは既に大人になっている。マスカレードは二人組で、一人はアイドル学園、スターライト学園の学園長となった。そしてもう一人は、主人公、星宮いちごの母親である。

 そこで描かれるのは「大人」と「子供」を繋ぐもう一本のラインだ。大人達、親達もかつては子供であり、そして子供達もいつか大人になり、親になるかもしれない、という物語だ。

 

 アイカツ!は、迷いながら努力する新世代と、それを教え導く先人達との繋がりの物語であった。

 アイカツ!は「優しい世界」と言われることがあるが、その為には、大人が大人の役割を、先輩は先輩の役割をしっかりやることが必要だ。それは決して完璧にやらなければならないという事ではなく、皆始めは子供で、素人で、迷いながら成長してきたんだよ(そして今も迷いながらも頑張っている)という事を現役世代に見せろ、という事だと思う。

 このテーマを描けた事が、アイカツ!を子供向けとしても、大人の試聴にも耐えるアニメした一因であろうと思う。(余談だが、この繋がりと世代交代のドラマが最大に結実したのが、「劇場版アイカツ!」だ。)

今わたし達の空に 手渡しの希望があるね

受け取った勇気でもっと 未来までいけそうだよ

もらうバトン キミとつなぐ光のライン

あこがれのSHINING LINE* チカラにして 

アイカツ!」4代目OP「SHINING LINE*」より

 

アイカツ!総括! その1

 「アイカツ!(初代)」が終了して約一年になる。ようやく自分の中で作品観がまとまってきたので、ここらで何回かにわけて総括してみたい。

 

・それぞれのスターライト

 アイカツ!は物語展開上、アイドル同士が対戦して勝ち負けを決める事が多かった。

 商業的にはゲームやおもちゃの促販アニメという側面が強かったので、勝ち負けにはついてはどうしても「大人の事情」という物がついて回った。

 結果主人公補正的な物は強く働いたので、勝ち負け自体については釈然としない気持ちが残る事も多々あった。

 2年目で多く見られたことだが、新キャラと旧キャラでどっち付かずとなった為か、ライバル感を強調するためか、引き分けを連発し、結果的に物語の緊張感を削いだ。

 3年目終盤では、1-2年目のキャラが制作者の意図を大きく超えて成長した事と、主人公をないがしろにできない、展開上の都合の板挟みになっていたようにも見えた。

 

 しかしこの作品が素晴らしかったのは、上記の事に振り回されつつも、主人公やメインキャラ以外にも目配りをした事だ。

 主人公は挫折しつつも結果的には勝利し、トップアイドルという栄光を掴んでいくのだが、この作品は主人公が得た栄光を、みんなが目指すものとしつつも絶対の価値とせず、それぞれに、それぞれの成功がある点を強調して描写した。

 

 劇中でこのような台詞が語られた。

 世の中のアイドルを照らすスポットライトはずっと動いている。だから、その場所に立っている限りチャンスは誰にでも来る。チャンスは一度きりじゃない。

アイカツ!#146「もう一度三人で」より要約

 

 そしてこれらを体現するのが、服部ユウというキャラクターだ。

 

 服部ユウは、大空あかりの通うスターライト学園の寮でのルームメイトとして登場した。元々ライブ描写があるようなメインキャラとして登場したわけではなかったが、その後、大空あかりが2代目主人公となり、出番が増えるかと思いきや、新キャラクターと交代して別の部屋に移る事になってしまう。

 更に新キャラとして別の学校から留学に来たアイドルが登場すると、その交換留学で別の学校に行ったという設定で同じ学校からも離れてしまう。

 

 このまま物語からもほぼ退場か!?と思いきや、その後再登場。それだけにとどまらず、初登場から一年以上を経てメイン回を務めることとなる。

 なんと彼女は交換留学をきっかけとして、各地を旅する「旅アイドル」というジャンルを開拓していた!

 彼女は作品上で描写されていない間でも、前向きに努力し成長していた。

 彼女は「大人の事情」に巻き込まれた不遇キャラだったかもしれない。しかしこの作品はそういったキャラにも目配りする事で、メインキャラはもちろんの事、登場人物全てに価値を与えた。

 

 作品中に描けるものには限りがあり、どうしても主人公の描写が中心となってしまう。でも主人公が挫折している裏で誰かがまた挫折し、また成功している。

 服部ユウのような存在が、それを信じさせるのだ。もしかしたら放送が終了した今までまだ皆…と。

キラキラもっと瞬いて

ひとりずつのスターライト 

空いっぱいにいちばんの

自分で輝け

アイカツ!」3代目ED「オリジナルスター☆彡」より

 

来なかった未来が好きだ

 昔のフィクションに登場する、実際には来なかった未来描写が好きだ。

 

 例えばダーティペアとか、バブルガムクライシスとかあたりの80年代SFアニメでそういった描写が見られる。

 

・電話は公衆電話が生き残っていて、電話番号はアルファベット混じり。

・新聞はコンピュータから呼び出すが、電子書籍では無くFAXのようにプリントアウトされて、それを読む。

 みたいなやつ。

 パトレイバーに登場するロボット、レイバーのOSがMOみたいなディスクに入っているのもいい。

 世界設定では、レイズナーの「1996年に火星に進出しているが、冷戦が続いていて、火星を舞台にアメリカとソ連がにらみあっている」という設定がある。

 

 フィクション、特にSFは、未来に本当にこういう事が起こるかも、というワクワク感が魅力の一つだが、技術的にまだ実現できていないとか、実現不可である事がわかった、とかいうことでは無く、別のよりよい発想で実現されてしまった結果、完全にフィクションだけのものになった描写、ガジェットに魅力を感じる。

 

 時代それぞれで、その時の科学技術の延長で未来を想像するものだから、こういう結果になるのだろうなと思う。昔は携帯電話なんてここまで発達すると思っていなかったし、CD-Rとかでデータをやりとりしていた頃は、こんなにデータ通信が幅をきかせるようになるとは思っていなかった。

 

 その結果生まれるのが、「未来を舞台にしているけれど、懐かしい」という描写や作品群だ。

 しかし当時においては充分に未来感を発揮していたはずで、2017年現在、未来感を感じさせる描写が、30年くらい後にどのように古びて行くのか楽しみでならない。

2016年 私的音楽選10

 2016年発売の楽曲の中から、印象に残った、よく聴いた音楽10曲ランキング。完全に好み+聴いている曲も偏ってるのであしからず。

 

10 こころだいすきここったま!/四葉こころ(本渡楓)&ラキたま(潘めぐみ

www.youtube.com

(楽曲は動画の4:34頃から)

 

 TVアニメ「かみさまみならい ヒミツのここたま」2代目ED。

 子供向けアニメならではの親しみやすさ、可愛さを持ちつつ、楽曲的には、大きいお友達が思わず光る棒を振りたくなるようなアッパーチューンになっている。

 間奏からのCメロ>落ちサビ>大サビの盛上がりは必聴。

 

9  二人セゾン/欅坂46

www.youtube.com

 

 過ぎ去っていった季節、もしくはこれから過ぎてゆく季節の歌。

 欅坂46というグループが持つ品の良さが、その憧憬を一層強くする。

 アイドルもまた、過ぎ去っていく季節のひとつなのかもしれない。

 

8   LOVE&WIFE&PEACE♡/清 竜人25  

www.youtube.com

 

 一夫多妻制というギミックを持つアイドルグループ、清竜人25。

 なんだか楽しそう、幸せそうで観てるとこちらまで楽しくなってしまう。

 そんなグループを象徴する楽曲がこの曲だ。

 ヒッピースタイルをモチーフにするあたり、もはや真剣なのか冗談なのかわからないが、きっと全て計算ずくなんだろうなと思う。

 

 7  My Song is YOU!!/プラズマジカ

www.youtube.com

 

 TVアニメ「SHOW BY ROCK!!#」ED。

 たくさんのバンドが登場するこのアニメでは、それぞれの持ち曲があり、更に誰が作詞作曲者したか、という所まで設定されている。

 この曲の作詞者はレトリー。普段口数も少なく、自分の気持ちを正直に言わない、言えないキャラクターだ。

 そのレトリーが歌詞を通して、「君」への正直な好意を表現している、という点がすごくグッとくる。

 

6 文豪でGO!/上坂すみれ

文豪でGO!

文豪でGO!

 

 同じ「ロシア」というキーワードを持つ上坂すみれさんとザ・プーチンズの楽曲との出会いは必然だったのかもしれぬ。

 彼女の個性と楽曲が強力に作用し合う、彼女にしか歌えない一曲になっている。いいぞもっとやれ。

 間奏のテルミンソロも必聴。

 

5  Rebelion Star/Trickstar

www.youtube.com

 

 粒ぞろいの「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングシリーズ中の一曲。

 前向きで未来向きだけど、どこか切ない。

 歌唱も演奏も歌詞も、立ち止まるなと急き立てる。まるで青春の時は限られているという事を知っているようだ。

 友情努力勝利。男の子グループの魅力あふれる一曲だ。

 

4 広告の街/sora tob sakana

www.youtube.com

 

 ポストロック+アイドル。

 テクニカルなトラックに未成熟なボーカル。その結果は見ようによっては、いびつなもので、今にも壊れてしまいそうだ。

 しかしその壊れやすさ、壊れ物感がsora tob sakanaの大きな魅力となっている。

 刺さる人には抜群に刺さるグループ。まずは一度動画を観てほしい。

 

3 Sniper Rouge/Satellite Young & Mitch Murder

soundcloud.com

 

 こんな楽曲が21世紀にあったのかという衝撃。

 アイドル歌謡をベースにしたエレクトロミュージックユニット、サテライトヤングと、シンセウェーブの有名アーティストMitch Murderの合作。

 90年前後の過剰にギラギラしたアイドルソングを愛好する私にとって、この曲とシンセウェーブというジャンルに出会えたのは2016年の素晴らしい収穫だった。

 

2 ドラマチックLOVE/一条シン&太刀花ユキノジョウ&香賀美タイガ&十王院カケル&鷹梁ミナト&西園寺レオ&涼野ユウ(CV.寺島惇太&斉藤壮馬&畠中 祐&八代 拓&五十嵐 雅&永塚琢馬&内田雄馬)

ドラマチックLOVE

ドラマチックLOVE

  • 一条シン&太刀花ユキノジョウ&香賀美タイガ&十王院カケル&鷹梁ミナト&西園寺レオ&涼野ユウ(CV.寺島惇太&斉藤壮馬&畠中 祐&八代 拓&五十嵐 雅&永塚琢馬&内田雄馬)
  • アニメ
  • ¥250

 

 劇場アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」ED。 

 何もかも過剰だった本編に負けじと、楽曲もまた過剰にドラマチックだった。

 特にストリングスパートは素晴らしく、ご飯が何杯でも食べられそうな出来だ。

 

1 lost AGE/Maison book girl

www.youtube.com

 

 打ち込み、変拍子、アンニュイ。

 そんな私の好きなもの満載のMaison book girl

  2016年はそんな彼女達に出会った年だった。

 その中で一曲選ぶならこのlost AGEだろう。

 17拍子のイントロとAメロで頭がぐるぐるになった後の、サビの4拍子での解放感がたまらない。

 

・まとめ

 2016年はMaison book girlを初めとして、アイドルソングを開拓した年だったので、見事にアイドルソングだらけになってしまった。

 年々新しい曲を聴く量が減っている気がするので、このまとめをきっかけに新しい曲を積極的に聴くようにできるといいな。

脳味噌を絞り上げる快感 -GUILTY GEAR2 OVERTURE-

 チェスボクシングという競技がある。チェスとボクシングを交互に行ない、どちらかで勝つことを目指す競技だ。

 ボクシングでの肉体的な興奮状態とチェスに必要な集中力を切り替える事が難しく、かなり過酷な競技だそうだ。

 

 TVゲームでこのチェスボクシングに近しい対戦ゲームがある。それがギルティギア2だ。

 

 TVゲーム故に直接殴り合う肉体的な過酷さはない。しかしその代わりこのゲームではチェスとボクシングを交互に行うのではなく、同時に行うようにしてしまった。

 

RTS+無双系アクション

 このゲームにおいてチェスに相当するのが、俗にRTSリアルタイムストラテジー)と呼ばれる要素。サーヴァントと呼ばれる自動戦闘ユニットの生産、司令による拠点の制圧及び防衛(陣取り)。

 ボクシングに相当するのが、マスターと呼ばれるプレイヤーキャラを操作して行うアクション。いわゆる無双シリーズのように3Dフィールド上を駆け回りながら、敵ユニット(サーヴァント)、もしくは敵プレイヤー(マスター)と殴り合う部分だ。

 

 サーヴァントを使って拠点を制圧することで、マナを呼ばれるお金を得、そのマナを使って更にサーヴァントを強化することで最終的に敵本拠地を陥落させる。

 もしくは敵マスターを4回倒すことで勝利となる。

 チェスもしくはボクシングで勝てばよいという同様の条件であるが、このゲームで特徴的なのは、二つを同時進行させる事と、様々なシステムにより、その相互関係を強化したことにある。

 

RTSとアクションが相互に影響するシステム

 プレイヤーはマスターと呼ばれるキャラクターを操作する事で、敵マスターを攻撃し、倒すことにより勝利に近づく事ができるが、それ以外にも敵が生産したユニット(サーヴァント)を攻撃する事もできる。

 つまりユニットを生産し司令する司令塔でありつつ、自身強力なユニットの一人として、RTS部分に介入する事ができるのだ。

 では無双シリーズのように、プレイヤーキャラの一騎当千で勝利できるゲームかと言うとそう簡単にはいかないバランスになっている。

 確かにマスターは強力で、アクション面で相手を上回る事はかなりのメリットにはなる。しかし拠点の制圧及び本拠地の制圧においては、マスターの攻撃はほとんど戦力にならず、サーヴァントの力が必要な事、強力な上級サーヴァントの存在等により、マスター単体で、勝利を得ることは難しい。

 またRTSで相手を上回ることで、自サーヴァントと連携し、アクションで有利な状況を作れるといった面もある。1対1でのアクションでは勝てなくても、数で上回る事で勝利を目指す事ができるのだ。

 

・資源はマナ。そして、時間。

 マップに点在する拠点はお金であるマナを供給する。サーヴァントを使いお互いの拠点を制圧する事でマナを奪い合い、それによりサーヴァントを更に生産したり、回復、攻撃アイテムを購入し、更に拠点を増やし相手のマナを奪う……。

 このゲームにおいてマナは最重要の資源だ。そして同じくらいこのゲームで重要な資源、それが「時間」だ。

 全てがリアルタイムで進行するこのゲームにおいては、状況は常に進行しプレイヤーを待ってはくれない。しかもプレイヤーは司令塔であると同時に最強のユニットでもある。1秒たりとも無駄にしていい時間はない。

 時間そのものは平等に与えられるが、その使い方が勝敗を分ける。

 故にプレイヤーは常に最良の選択肢を最短の時間で選ぶ為に頭を悩ませ続ける事になる。敵マスターを追いかけるか、目の前のサーヴァントを叩くか、何を生産するか、もしくはアイテムを買うか、どこに進軍させるか、撤退させるか…等。

 慣れない内は、アクションに夢中になる余り生産や指示がおろそかになったり、逆に指示に頭を悩ませている間に倒されたり……。

 そういった期間を経て、ちょっとした合間に指示を出せるようになったり、時にはコンボを食らっている間に指示を出したりするようになると、立派なギルティギア2プレイヤーの仲間入りだ。

 

・脳味噌を絞り上げる快感

 常に操作に追われ、思考に追われ、脳味噌を限界まで絞り上げる。その先に他では味わえない快感がある。それがこのゲーム「GUILTY GEAR2-OVERTURE-」だ。

 

 

(ここから宣伝)

 このような大変おもしろいゲームがsteam(PC)で1980円で販売中だ。セールで1000円を切る事もあるので、その時に入手するのもよいだろう。

 レベルが近ければ初心者同士でも面白いと思うので、友達同士二人以上で始めるのがいいと思う。

 既に10年前のゲームなので、今残っているプレイヤーは初心者にも優しく教えてくれる人が多いので頼るのも良いだろう。かくいう私もsteamで初めた初心者である。

 

 長々と書いてきたが、要は面白いゲームだけど人が少ないのでみんな始めようぜ!という事なのである、このエントリを読んで一人でも初めてくれればこの目論見は成功である。