Tabun:Dabun

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ボードゲーム作りたいメモ

 ボードゲームを作りたいと考えているのだが、なかなかうまくいかない。

 既存のゲームの要素を貼り合わせてなんとなくそれっぽいものを作ることはできるのだが、面白いゲームにはなかなかならない。

 

ゲームには様々な面白さがあるが、私が作りたいと考えているゲームは「選択が面白いゲーム」だ。

 ある行動をするかしないか。複数の行動の中でどれを選ぶのか等。

 選択肢を用意する事自体は簡単だ。しかしその選択を面白くするのは難しい。

 

 面白い選択を作る為には以下の条件が必要だと思う。

 1.その選択をする意味を感じられる。

 2,必要性を感じられる選択肢が2つ以上ある。

 

 例えばコンピュータとじゃんけんをするとしよう。コンピュータはランダムに同確率でグーチョキパーのどれかを出す事がわかっているとする。こちらも同様にグーチョキパーの3つの選択肢の中から選ぶ事ができる、

 この場合、見かけ上の選択は存在するが意味のある選択とは言えない。勝つか負けるかは全くの運勝負だからだ。

 今度はコンピュータが、グーを50%、チョキパーを25%で出すとわかっているとする。すると前よりは選択の意味は出てくる。しかし面白い選択とは言えない。こちらがパーを出すことで勝率が上がるが、パー以外を選ぶ必要が無い。

 最後に人間と普通にじゃんけんする場合を考えてみる。相手が何を出してくるのかは全くわからない。この場合選択する意味はあるにはあるのだが、その意味を感じることはまず不可能だ。結果運任せにならざるを得ない。(同じ相手と複数回する場合は、情報の蓄積による読合いは出てくるが、今回は見ず知らずの人と初めてする事を想定)

 

 上記の事を踏まえて、改良じゃんけんを考えてみる。

 ・プレイヤーは2人の1対1

 ・初めにランダムに親を決める

 ・親は自分の出す手(グーチョキパー)を先に宣言する。

 ・普通にじゃんけんする。ただし親は宣言した以外の手を出しても良い。

 ・勝った方に1点。ただし親が宣言した手で勝った場合、親は2点もらえる。

 ・親を順番に変えながら複数回やって点数が多いほうが勝ち。

 

 多少はゲームっぽくなっただろうか。

 先に宣言した手で勝つと2点というルールを設定する事で、お互い出す手の価値に違いを与えて、運任せの克服を目指したが、これでもまだ運が強すぎるという気もする。

 

 自分でやってみればやってみる程、面白いゲームを作っている先人達に頭が下がる思いだ。