アルカナハート新作の開発が面白いことになっている
ゲームメーカー「エクサム」の格闘ゲームシリーズ「アルカナハート」新作の開発が面白い事になっている。
エクサム広報です。現在、高屋校長とチームアルカナ -新作格ゲー開発室-で進行中のアルカナハート新作企画会議について、一般公開用動画が5本あがっております。企画がどう進んでいるのか、気になる方は要チェック!https://t.co/VuKJ3GVmqL pic.twitter.com/qHb7z8RDBl
— エクサム広報 (@examu_PR) 2017年1月10日
企画会議等、開発過程を公開しながら、SNSでユーザーからアンケートや意見を聞き、それを参考にしながら開発を進めると言うものだ。
新作を企画するにあたり「アルカナハートを遊ばない理由」を教えてください。「その他」や、詳しい理由がある場合は、タグで教えてくれると助かります。#アルカナハートを遊ばない理由#アルカナハート新作
— 高屋校長@アルカナ新作企画中 (@takaya_coucho) 2016年12月22日
まず連想されたのは漫画「バクマン。」に登場する七峰透の手法だ。
彼は漫画連載するに当たって、インターネットを使って意見や、今後の展開のアイディアを募り、それに基づいて漫画制作を行った。
作品中では、始めはうまくいったが、最終的には「船頭多くして船山に登る」状態となり破綻した。
「バクマン。」はフィクションであるから、展開は作者の意図や思想次第であり、現実はどうなるかはわからない。しかし同様のメリット・デメリットは抱えているように感じる。
みんなの意見を集める事で、みんなが望む面白いゲームができそうな気もするし、一歩間違えば方向性を失って破綻しそうにも思う。
マクドナルドがユーザーのアンケートに基いてサラダを作ったら全然売れなかった。という事も現実にあったようだ。
こういった制作方式で果たして面白い物ができるのか。それはまだわかっていない。
しかし現時点で間違い無く言える事は、リアルタイムで制作過程を観たり、参加したりできるという体験は滅多にできることではなく、それだけでも十分に価値のあるエンターテイメントになっているという事だ。
この点に関しては制作側が十分に意図している所のようで、格闘ゲームファンやアルカナハートそのもののファンのみならず、ゲーム業界を目指している人、ゲーム制作に興味がある人もターゲットであると表明している。現在は企画会議の段階ではあるが、今後は仕様書の公開も計画されているようだ。
全てを閲覧し参加する為には月額の課金が必要であるが、無料でもダイジェストという形で企画会議の動画を視聴をする事が可能だ。